皮膚のお悩み(多汗症、AGA)|天神橋筋六丁目駅4番出口から徒歩1分の総合内科

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皮膚のお悩み(多汗症、AGA)

皮膚のお悩み(多汗症、AGA)|天神橋筋六丁目駅4番出口から徒歩1分の総合内科

多汗症・わき汗

脇汗をかいている女性

多汗症には全身に汗が増加する全身性多汗症と体の一部に汗が増える局所多汗症があります。全身性多汗症には特に原因のない原発性全身性多汗症と感染症や内分泌代謝異常、神経疾患などに合併する続発性全身性多汗症があります。
局所多汗症も原因のわからない原発性と外傷や腫瘍などの神経障害による局所性多汗症があります。原発性局所多汗症では手のひら、足のうらや脇という限局した部位から両側に過剰な発汗を認める疾患です。

腋窩多汗症

左右対称性に腋窩の多汗がみられ、シャツにしみができたり日常生活に支障を来します。掌蹠(手のひら、足の裏)の多汗を伴っていることもあります。

治療方法

  • 外用薬
  • ボトックス注射

掌蹠多汗症

幼少児期から思春期ころに発症し、手足は緊張や精神的なにより多量の発汗を認めます。発汗量の日内変動では昼間に多く、脳の活動が低下する睡眠中の発汗は停止しています。
季節による発汗量の変動もみられ、日常生活では書類に汗じみができるなど社会的苦痛を感じることもあります。

治療方法

  • 外用薬(塩化アルミニウム外用)
  • イオントフォレーシス
  • 内服薬(プロバンサイン)
  • 手術

頭部、顔面多汗症

男性に多くみられ、長期間持続し、数年にわたって毎年増悪することがあります。
熱い物を食べた後やストレスによって、頭や額に汗がしたたり落ちることがあり、このような多汗は通常数分間で収まりますが、数時間から一日中続くこともあります。

多汗症・わき汗でよくある症状

  • 本や書類に手汗がついて気になる
  • 大量の汗で臭いが気になる
  • 服の汗じみが気になる
  • 緊張で汗が止まらない

多汗症・わき汗の診断

局所多汗症の診断基準は、過剰な発汗が6ヶ月以上認められ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を多汗症と診断しています。

  1. 最初に症状がでるのが25歳以下である
  2. 対称性に発汗がみられる
  3. 睡眠中は発汗が止まっている
  4. 1週間に1回以上多汗のエピソードがある
  5. 家族歴がみられる
  6. それらによって日常生活に支障をきたしている

当院では保険診療での多汗症治療を基本に、自費診療での治療も行っております。
気軽にお悩みをご相談ください。

AGA治療

AGAとは

AGA(エージーエー)という言葉を最近テレビなどでよく耳にするようになりました。これはAndrogenetic Alopecia を略した用語で、男性ホルモンに関係した脱毛症、つまり「男性型脱毛症」のことです。進行性であることが特徴で、早い人では20代から始まり、徐々に進行して40代以降に最終形になります。AGAは他の脱毛症と異なり、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪がどちらか一方、または双方から薄くなり進行していきます。細くて短い髪の毛が多くなり、全体として薄毛が目立つようになります。

通常、髪の毛は「成長期」→「退行期」→「休止期」のサイクルで生え変わりますが、このサイクルを繰り返す中で成長期が短くなり、休止期にはとどまる毛包が多くなり、額の生え際や頭頂部の頭髪が軟毛化して細く短くなってきます。つまり髪の毛が十分に成長しないまま抜けてしまうために、いわゆる薄毛という状態になります。
このヘアサイクルは約4〜5年が通常ですが、AGAではサイクルが早まり、数ヶ月単位で髪の毛が生え変わります。何もしないでいると髪の毛は減り続け、徐々に薄くなっていきます。進行を抑えるためには早期のケアがとても大切です。

また、女性のAGAは、男性と異なり更年期に多く、頭頂部の広範囲にわたって薄くなる特徴があります。現在、男性型脱毛症(AGA)ではなく「女性型脱毛症(Female pattern hair loss:HPHL)」という病名で区別されています。

AGAの進行

AGAは、額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなります。毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまうという状態です。ただし、通常は薄毛になっていても、うぶ毛は残っています。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性がありますので決して諦める必要はありません。
遺伝だからと諦めてしまう方も多いですが、日々の適切なケアや検査結果をもとにした治療を正しく行えば、薄毛を防ぎ健康的な髪に戻せる可能性があります。早めのケアと治療を開始しましょう。

AGAの原因

主な原因は、一般的に遺伝によるものと男性ホルモンの影響と考えられています。脱毛箇所には「ジヒドロテストステロン(DHT)」が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。AGAは、徐々に薄くなったり抜けたりする進行性の疾患です。そのままにしておくと進行しますので、早めの対処が必要になります。

AGAの治療と費用

フィナステリド/デュタステリド(内服薬)

当院では、抜け毛の原因物質と考えられるジヒドロテストステロン(DHT)の抑制効果が期待できる内服薬(フィナステリド)や、抜け毛部位に太く長い毛を増やすことが期待できる(デュタステリド)など処方しております。
これらによる治療は、髪の毛のヘアサイクルが関係するため、効果が発揮されるまで少なくとも半年程度は要します。半年後、効果を実感できたら、その後は長期的に服用を続けていただくことが大切です。
効果の現れ方には個人差があります。短期間で効果が現れないといってご自身の判断で服用を中断してしまうと、AGAの進行を薬で止めている状態ですので、再び進行が始まります。服用を止める際は、医師にご相談ください。

副作用

性欲の減退、勃起機能不全(ED)、肝機能障害等がみられることがあります。肝機能障害のある方は必ずお申し出ください。前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、検査の数値に影響を及ぼすことがありますので、検査実施前に、医師に服用している旨をお伝えください。
妊婦や妊娠している可能性のある女性や授乳中の女性では、胎児の発育に影響を及ぼす可能性があります。

自費診療 準備中

ミノキシジル(外用薬・内服薬)

ミノキシジルは世界で初めて認可された脱毛症治療薬で、発毛を促す効果があります。血管拡張作用があり、高血圧治療薬として開発されましたが、その後、薄毛対策薬として効果が認められました。日本では市販の育毛剤を契機に、育毛・薄毛対策薬として広く使用されています。

外用薬(外用液)は、毛包に直接作用し、発毛、育毛効果や抜けの予防効果が期待できます。「インスリン様成長因子1(IGF-1)」や「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」といった、発毛因子の産生を促進する働きを持っており、毛球(毛根の一番下の部分)の中の毛母細胞を刺激することで髪の毛の育成を促します。また、毛母細胞へ必要な栄養や指令を送る毛乳頭細胞そのものを増殖させる効果も持つとされています。フィナステリドとは違う働きを持つ薬なので、これらを併用することによって、より高い治療効果を得ることが期待できます。

副作用

かゆみ、かぶれ、むくみ、多毛、アレルギー、動悸、かゆみ等がみられることがあります。
ミノキシジルは、外用薬と内服薬とで、それぞれ副作用が異なります。頭皮に直接塗布する外用薬は、発疹やかゆみなどの頭皮トラブルが生じる可能性があります。内服薬は体内に直接薬剤を取り入れるため、動悸やめまいなどの副作用を起こす可能性があります。

自費診療 準備中