東洋医学(漢方外来)|天神橋筋六丁目駅4番出口から徒歩1分の総合内科

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東洋医学(漢方外来)

東洋医学(漢方外来)|天神橋筋六丁目駅4番出口から徒歩1分の総合内科

東洋医学とは

漢方薬

東洋医学とは、その名の通り、東洋(主に中国)で発達した医学のことです。西洋医学が病気やケガの治療を目的としているのに対し、東洋医学では病気やケガの原因が何であるのかを突き止め、その原因の除去を目的にしています。病気やケガの根本的な原因を探るため、東洋医学では患部だけではなく、全身を診てから治療法を判断します。患部以外の状態が、病気やケガの原因になることがあるからです。
治療に生薬や漢方、鍼や灸を用いるのが特徴になります。よく聞かれる「ツボ」なども、東洋医学の考え方の一つです。

漢方内科について

漢方内科は、主に漢方薬を使用して、様々な症状や病気を治療する診療科です。そして漢方薬とは、複数の生薬(しょうやく:植物や鉱物など天然由来の医薬品)によって構成された方剤群であり、様々なストレスによって生体内に生じた、「歪み」を、健康な「あるべき姿」へと回復させる力を持っています。たとえ現代医学的診断(血液検査、画像検査)がつきにくく、現代医学的治療では改善しにくい病気でも、漢方薬でアプローチした場合、効果的なことが少なくありません。

当院では、患者様の状態を陰陽、虚実、表裏、寒熱といった漢方医学的物差しでとらえ、生体バランスを構成する三要素である気・血・水の偏りに着目することで漢方薬を選択する、「随証治療」を実践しています。
「現代医学的には異常が無いと言われた、でも体の不調に困っている」、「しょっちゅう風邪やインフルエンザに罹りやすい」、「何となく気分が優れないが、抗うつ剤などは飲みたくない」といった患者様がおられましたら、どうぞお気軽にご相談ください。未病(半健康・半病気)の状態のうちに改善できることも、漢方治療のメリットの一つです。

漢方治療の対象となる症状や疾患

内科系疾患

  • 更年期障害
  • 月経不順・月経痛
  • 月経前症候群
  • 月経周期の症状(イライラ、頭痛、めまい、のぼせなど)
  • 肌荒れ
  • 不妊症 など

心療内科・精神科系疾患

  • 気分の落ち込み
  • イライラ
  • 不安神経症
  • パニック障害
  • 自律神経失調症
  • 不眠
  • 悪夢 など

皮膚疾患

  • アトピー性皮膚炎
  • かゆみ
  • じんましん
  • にきび
  • しみ
  • いぼ
  • 爪がもろい
  • 乾燥肌 など

その他

  • 排尿トラブル(頻尿や残尿感)
  • のどの違和感
  • 口の渇き
  • 気象病
  • こむら返り
  • ひきつけ
  • 動悸
  • 鼻血
  • 肩こり
  • 冷え性
  • 男性更年期症候群
  • 虚弱体質 など

漢方内科では、お悩みの症状と生活習慣(食事内容や排泄など)について詳しくうかがい、東洋医学的な診察(脈診、舌診、腹診)によって、心身のバランスの乱れや改善点を見つけます。そして症状とバランスの乱れとの因果関係を考え、その状態を改善し得る漢方薬を処方します。また、症状に関係している偏った生活習慣があれば、改善に向けた生活指導もさせていただきます。漢方薬による改善効果は、早い場合は数日以内、遅くとも数週間~1ヶ月以内に認められることが多いです。当院では漢方エキス製剤や生薬末を用いますが、すべて健康保険適応内での処方が可能です。

※症状・経過に応じて、漢方治療に先立って専門の診療科で精密検査をお勧めすることがあります。また、稀ではありますが、漢方薬の種類によっては肝障害や電解質異常のリスクがゼロではない為、適宜、血液検査をさせていただくことがあります。

漢方外来

漢方外来について

漢方外来では、患者様が悩まれている症状を、東洋医学的な診察を行いながら詳しくうかがいます。患者様の症状や生活習慣などから、身体や心のバランスが乱れている可能性を考え、その時々の状態に合った漢方薬を処方します。悪影響を及ぼしている可能性のある生活習慣があれば、その都度、生活指導をさせていただきます。

漢方薬は複数の生薬(植物の葉・根・茎・果実など)の組み合わせで構成されています。人工的に合成された化学物質は含んでいませんが、西洋医学的な治療だけでは改善しにくい症状でも、効果が得られることも少なくありません。漢方薬には顆粒状の「エキス剤」と「煎じ薬」があり、いずれも健康保険が適用されます。
体調に関して、日頃お悩みの方はお気軽にご相談ください。

こんなお悩みありませんか?

  • 調子が悪く、病院で検査をしても異常がないといわれる
  • 定期的に病院に通院しているが症状が改善しない
  • 現状でも生活に支障はないが、もっとよくする方法があれば取り入れたい

漢方治療の適応となる主な病態

薬物治療だけではコントロールできない痛み

  • 頭痛(片頭痛など)
  • リウマチによる痛み
  • 腰痛
  • 関節症
  • 線維筋痛症
  • 腹痛症 など

西洋医学のみでは改善しない難治性の症状

  • 皮膚の掻痒感
  • 皮膚の乾燥
  • アトピー性皮膚炎
  • 花粉症
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 胸のつかえ
  • のどの違和感
  • 浮腫
  • しびれ
  • 不眠症
  • 動悸
  • うつ
  • 慢性の下痢、便秘、腹痛症
  • 慢性関節リウマチ など

女性特有の症候

  • 月経前症候群
  • 月経困難症
  • 月経不順
  • 更年期障害
  • 冷え性
  • 不妊症
  • 反復性の腟炎 など

体質改善

  • 風邪を引きやすい
  • 肩こりがひどい
  • 体が重い
  • 慢性疲労 など

その他

  • がんに対する補助療法など

なお、急に起こる胸痛(狭心症・心筋梗塞など)、麻痺(脳梗塞・脳出血など)、腹痛・下痢(細菌感染による食中毒など)は西洋医学的な検査や治療が必須で、漢方治療の対象になりません。あらかじめご承知おきください。

漢方治療の考え方

漢方治療は、症状を改善するだけでなく、根本的な原因を解決して、より健康な状態を実現するための統合的な治療です。そのため、自覚症状だけでなく、背景を考慮して、食事や生活習慣の改善を行い、心身のバランスを回復させることも重要になります。
また、「未病」を防止するための有効な手段としても広く使われています。未病とは病気が起こる前に生じる水面下での心身のバランスの乱れをいい、この段階で生活習慣の改善と漢方を用いて、免疫力の向上や体内のバランスを整えることで、あらかじめ病気の発症を防ぎます。